歌舞伎町、弁財天の公園

Posted by on 2017年6月29日

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歌舞伎町のコマ劇場跡地にそびえ建つ「グレースリーホテル」は、8階のテラスからゴジラが身を盛りだして吼えることで人気がありますが、そのドラマチックなホテルの裏手に、小さな・小さな「歌舞伎町公園」があります。

ちょっと大きめな庭付き建売住宅一軒分ほどの広さでしょうか?敷地は、ほぼ正方形の角地。道路に面した2辺には、自転車がびっしり縦駐輪しています。なんだか隙間なく並んだ小魚が、エサの塊を突っついているようで、「攻められてるな~~」っていう感じです。

入り口近くに建てられている看板を見ると、一応、「新宿区が管理する公園」ということになっています。でも、地元の人に訊いたら、歴史的な宗教的場所だ、とのことです。公園といえば“公園“!ちょっと見には、”弁財天を祀る宗教ゾーン!“という不思議な雰囲気のスポットです。

歌舞伎町の商店会事務局に訪ねたら、次のように教えてくれました。

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《江戸時代、この辺りは肥前(長崎県)を治めていた「大村藩」の別荘地で、大きな池と湿地が広がる鴨狩の場所だったので、水を治める「弁財天」が祀られていました。

時代を一気に下って、明治31年(1898)、現在の新宿副都心の場所に「淀橋浄水場」が完成しますが、その際に、「沈殿池」を作るために掘った土でこの辺りを埋め立てました。

その後、大正12年、上野「寛永寺」の「不忍池弁財天」を分祀して頂き、再び弁財天を祀る祠が建立されました。

不幸な太平洋戦争で歌舞伎町も戦火に見舞われ、一時「弁財天」は非難しましたが、戦後の復興期に行われた区画整理で生まれた、わずかな空地に「弁財天」を祀る祠が再建されました。

それが、土着神的な地元の守り神として、長く地元の人々の心の支えとなっていましたが、昭和32年に新宿区に移管され、区が管理する「歌舞伎町公園」となりました。》

という訳で、この公園は宗教的な雰囲気を漂わせる公園になっています。

よく見ると、本殿は、隣の建物の上に載っていて、その地下は“ファッションヘルス”のお店、というのも歌舞伎町らしい風景ですね。

聞けば、この本殿には、災害時の緊急備蓄品が保管されているとのことで、あなどれない存在でもあります。

飲食店・風俗店等がひしめき合う大人のアミューズメントタウン:歌舞伎町ですが、このミニ公園って、けっこう心を癒してくれる存在でもあります。

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