未知の国に来てしまいました

Posted by on 2018年12月26日

私・ジクサーは、気が付いたらエジプトの砂漠の丘に座っていました。遠くにピラミッドが見え、強い日差しに目がチカチカしていたことを覚えています。今から14年前のことです。

 

 

 

 

 

 

 

ぼんやりしていたら、ピラミッドの調査に来ていた、日本のヨシムラという考古学の先生が声をかけてくれたので「ナンで自分がここに居るのかわからないし、何処から来たのかもわからない。これからどうしたらよいのかもわからない・・・」と答えました。

そうしたら、ヨシムラ先生が、「じゃあ、一緒に日本に来るかい?」と言ってくれたので、くっついて来てしまいました。

先生の大学で仕事でもすることになるのかと思って東京に来ましたが、ヨシムラ先生の紹介で、大学の近くの“新宿中央通発展会”という商店会の事務所で、雑用係兼宣伝担当として気楽に働くことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

“新宿中央通発展会”には“ハルちゃん”という、人間離れした跳ねッかえりギャルが居て、僕をパシリみたいな扱いでひっぱりまわしてくれました。

やがて、”キテミテ君“とか”ビリー“って云う、訳の分からない仲間が増え、商店会長を始め色々な人に多くのことを教えてもらいました。

新宿中央通発展会“のホームページの中で遊んでいるうちに、日本国内のみならず世界中の人たちからも声を掛けてもらえるようになり、毎日楽しく暮らしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

ところが、2018年も押し詰まったある晩、夜空にぽっかり浮かんだ満月を見ていたら、急に砂漠がメッチャ懐かしくなって、どうしても砂の世界に行かなくてはならないという気持ちになってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、荷造りもせずに飛行機に乗ってやって来てしまったのが・・・ナ・ナ・ナント《モロッコ》という国です。アフリカ大陸の南西の端っこに在って、地中海と大西洋に面している国です。紀元前800年くらい前までさかのぼる古い歴史があり、近くはスペインやフランスの植民地だったのですが、1956年に独立国になったそうです。

僕にとって、これまで、名前を訊いたこともなく、何処にあるのかも知らず、どんな人が住んでいるのかもわからない、まったくの未知の国に来てしまいました。新宿ではクリスマス気分で浮かれていましたが、《モロッコ》はイスラムの国なので、サンタクロースもクリスマスツリーも見当たりません。言葉が通じないのですが、街の人々と顔を見合わせると何となく考えていることが判ってしまうのは、ヨシムラ先生と出会った時と同じです。

とりあえず、“カサブランカ”という、大きな街に身を置いて、新宿とは全く違う異文化の世界に慣れようと思います。けっこう人々が陽気で親切だから、あっちこっちを見て回って楽しんじゃうことにしました。

これから・・・どうなるんだろう???? 考えてもしょうがないからイスラムの教えに従って、この街のお金持ちの家に居候しちゃうことにしました。

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